【ポケモンUSMシングル】真皇杯オンライン予選B 4勝5敗 最終/最高レート18xx ラティハッサムサイクル偽装2

 真皇杯オンライン予選Bに出場するにあたり、レートに潜って中四国予選から改良したPTです。中四国予選の構築は以下のリンクからどうぞ。

catstar-poke.hatenablog.com

 

【構築】

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 ステロ+電光石火ハッサムが強力だったのでそのまま続投。ハッサムランドロス、コケコは並びと型がかみ合っているので変更なし。裏エースの、この型のバンギラスは環境にあまり刺さってないが、他のポケモンが思いつかなかったのでそのまま。
 変更点は、あまり選出できなかったラティオスの型を変更。レヒレの代わりに、ステロ蓄積と単体で積ませ性能の高い残飯吠えるスイクンを採用。

 

【個別紹介】

f:id:catstar_poke:20180710071300p:plainラティオス@ゴーストZ

ひかえめ HCぶっぱ

 前回のラティオスがあまりにも選出機会に恵まれなかったため、型変更。テテフに†格の違い†を見せつける。
 このPTはいかにしてハッサムを通すかが重要なので、コケコが出せないPTでもテテフを逃がさず狩れるメタとして採用。
 C200のテテフのムーンフォース89.8%〜105.8%の乱数1発 (31.3%)なので、スカーフでも耐える可能性があり、スカーフ以外のテテフは、無振りラティで大抵抜いているので、ゴーストZを叩き込める。ちなみにゴーストZの火力はH振りテテフに102.8%〜121.1%入る。スカーフ以外のテテフはマンダ意識のHB振りが多く、DにもSにも努力値を割く余裕がないため無償突破できる。スカーフテテフにムンフォでCダウン引かれたら運負を主張しましょう。あと襷テテフは知らない。
 副産物としてメガメタグロスにも対面から勝てる。補正有A252振りのれいとうパンチでも、こちらに 85.5%〜101.6%であり、H振りメガメタグロスにゴーストZが99.4%〜117.6%なので、有利対面になる。メガゲンガーにも対面有利(ピロピロ非考慮)。

 PT単位としては、バシャカグヤや低速サイクルに出していける。あきらかに拘ってる顔してるので、とても刺ささった。

 注意点としては、マンダのA特化捨身が乱数1発 (62.5%)、最速キノガッサに抜かれる、ゴーストZでギルガルドが落とせない、ドヒドイデサイコキネシスがステロ込でも乱数など過信は禁物。
 ちなみに初手に投げてそのまま3タテすることが一番多かったのはこの子。

 

f:id:catstar_poke:20180710005226p:plainハッサム@メガストーン

 前の構築と型は同じなので、参考までに電光石化ダメージ計算だけ。

A↑↑電光石火

無振りメガリザードンX 割合: 50.3%〜59.4% ステロ込確定1発

無振り霊獣ボルトロス  割合: 72.2%〜85.1% ステロ込乱数1発(75%)

無振りゲッコウガ    割合: 78.2%〜92.5% ステロ込乱数1発 (37.5%)

無振りHロトム     割合: 63.2%〜75.2% 落とせない

無振りペリッパー    割合: 62.2%〜73.3% 落とせない

H振りサンダー     割合: 48.9%〜57.6% 落とせない

 

 こうしてみるとステロ込の電光石化で落とせる範囲は無振りリザXかスカーフボルトぐらいなので、微妙に火力が足りない。なので後述のスイクンで無理やりステロダメを蓄積させる立ち回りも必要なことがある。アクセルロックください。

 

f:id:catstar_poke:20180710080153p:plainカプ・コケコ@デンキZ

 前回と同じ個体。

 テテフ意識の物理型。ワイボZを耐えてくる個体は裏のランドロスが抜いているため問題ない。

 このPTは初手にゲッコウガを呼びやすいため、初手に投げることが多かった。相手の裏に地面がいても蜻蛉を押せ、居座りの襷ダストに合わせてハッサムを投げることで有利に展開できる。スカーフダストはランドロスがステロ撒く隙ができるので何とかなるが、襷激流ゲッコウガに水技でつぱっられると、PTが崩壊するので注意。

 対アーゴヨンでは、ワイボZが87.4%〜103.3%入るため、ステロ込で倒せる。初手に対面してしまった場合でも、蜻蛉→ランド交代→コケコバックとつなげることで安全に処理できる。

 初手カイリュー対面は、挑発から入って相手の竜舞を止めながら、地震読みで蜻蛉からランドにつなぐことが多かった。

 PT単位で重いジバコやヒトムは交代読みで自然の怒りをいれることで、ワイボZでそのまま倒すことができる点は優秀。

 ラッキー、カビゴン、べトンなどのDが厚いポケモンは、裏に地面がいても突っ張ってくるためワイボZを押していきましょう。

 物理型の欠点として、熱湯に後出しする際、お祈りが必要となる。

 

スイクン@食べ残し

ずぶとい 実数値(努力値) H205(236)-A72-B178(212)-x-D135-113(60)

H:地球投げで身代りが割れない

B:身代りがカバルドン地震で最高乱数以外耐え

S:余り(準速61族と同速)

 レートでレヒレが色んなところから飛んでくる草Zにボコボコにされ、信用がなくなったレヒレに代わって入ってきたポケモン。別にスイクンでも草Zがきついのは変わらないのだが、草Zを撃ってきそうなきそうなポケモンに後投げすること自体あまりしないので別にいい(よくない)。

 ステロ+石化ハッサムの構築記事を書いてくださってるのを見つけ、この型のスイクンを使っていたのでパクリスペクトさせていただいた。ステロと合わせて相手のポケモンハッサム圏内にいれていく。積ませ性能も高く、PT単位で思いテッカグヤに対し強く出られるので重宝した。しかしカバルドンがいるPTにはコケランドハッサムを出すことが多く、HSでもいいかもしれないと感じた。ただ、マンムーランドホルードといった地面アタッカーや、格闘勢に投げることも多いため一長一短。

 オンライン予選B後に気付いたのだが、参考にした記事で、ステロ+吠えるスイクンは、オンライン予選Bで敗れた、よけろナッパさんの構築記事を参考にしたと書いてあったので、先人はやはり偉大であると感じた。

 

f:id:catstar_poke:20180710083723p:plainバンギラス@メガストーン

 前回と同じ個体。
 要検討枠。アーゴヨン対策で入ってきたが、コケランドハッサムで倒せることが分かったため出さないことも多い、ただ、ボーマンダ対面で一番勝てる可能性があるのはこの子。

 

f:id:catstar_poke:20180710084752p:plainランドロス@襷

 前回と同じ個体。ほぼ絶対選出。ステロをまいて前述の吠えるスイクンとともにハッサムの圏内にいれるムーブが強い。重い耐久を吹き飛ばす役割もある。

 

【戦術】

①選出

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 基本選出。主にカバ系統に出していく。ゲッコウガなどがいなければ初手にラティを投げる場合もある。初手にコケコを投げた際、カバルドンと対面しても草結び警戒で地震から入ってくることが多いため、蜻蛉からランドロスにつなげることができる。蜻蛉の際、カバの持ち物判別ができる点も優秀。コケコをカバルドンに突破させることで、あくびを防ぎながらハッサムが安全に積むことができる。ゴツメ型とわかった場合は、なまけるを防ぐためにコケコでキチンと挑発を入れることも重要。

 

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 主にカグヤ入りの構築に出していく。カグヤのBBの起点にならないためにもカグヤの前でランドロスが大爆発を押す場合もある。そこそこカグヤが削れれば、ハッサムの泥棒でも倒せる。

 

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 対受けループ。受けループも構築が多くどれを出すかは特に決めていないが、基本的にはコケコのワイボZでラッキーから崩していくことが多い。フェロ入りの受けループはそもそもフェローチェが重たいので、ランドスイクンハッサムハッサムを全力で通しに行く場合もある。

 

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 対低速サイクル。グライオンドヒドイデ+αという選出をされることが多い。ラティをグロスカグヤなどで見てる場合はEasy Winできるが、ポリ2が出てくる場合はスイクンが身代り張ったまま闇のゲームが始まる。ラティのサイキネがHBポリ2に対し、31.4%〜37.6%しか入らないので、スイクンに頑張って再生のPPを枯らしてもらう。ただ、スイクンを出すとプレッシャーポリ2という、やっかいなものができるので注意。
 

②重いポケモン

ルカリオ

ラティハッサムの天敵。物理型は先に剣舞積めてれば勝てるが、裏のミミッキュやガッサの圏内に入ってしまうのできつい。特殊は3割で勝てる。

 ・クチート

ラティハッサムの天敵2号。最近のクチートは炎の牙の搭載率が高いのでハッサムで勝てない。襷ランドで強引に倒すことも多い。

 ・メガボスゴドラメガハガネール

物理ポケモンが多いので突破が困難。

・耐久が高い草タイプ全般
PT内に炎、飛行タイプがいない。ラティは勝てる相手が多いが、裏のヒードランに通る技がない。ランドロスが無理やり爆発で倒しに行くことも多い。一応ジャローダは対面からならコケコでも勝てるが自然の怒り→ワイボZで倒しに行こうとするとミラーコートが飛んでくるのでワイボZ→ワイボor蜻蛉で倒したほうがいい。ナットレイは焼ければスイクンでも勝てたり、そもそもハッサムの起点なので何とかなる。

 ・ランドロス

通常の羽休めハッサムなら起点にできるのだが、持っていないので、削られすぎると負ける。ランドで爆発しに行くことが多い。積んでくるのは無理。

 ・ポリゴン2

格闘技や毒毒を持った個体がいないので。一応対面からならコケコで勝てる。ランドにはたきや毒毒を搭載しても面白そうだが、切れる技がない。

ギルガルド

ハッサムを通す際の障害。じゃんけん。

 ・カミツルギ

抜いてるのがコケコしかおらず、コケコじゃ勝てない。ハッサムに剣舞アクZとか飛んで来たら無理。

 ・ゲッコウガ

そもそも全人類が重いと感じてる。

トリトドン

草技覚えたポケモンがいない。というかPT単位で詰んでることにレートで遭遇して気付いた。

 

書いてたらきりがないのでここまで

 

【雑記】

 オンライン予選Bのために構築しましたが、本番でもレートでも思うような結果が残せず悔いの残るPTとなりました。自分の知識経験不足で負ける試合も多く、構築・プレイングとともに磨きをかけるべきだと感じました。構築の反省点としては、PT内で技範囲がとても狭いことです。もう少し相手の並びを意識した技構成やポケモンにするべきだと思いました。なにか質問や改良案などございましたらTwitter(@carstar_poke)までご連絡ください。